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TOP SIGNAL · 2026-10-17

AIが25年越しの暗号の謎を解いた。答えは1990年代の時計

私たちがネット上で安全にやり取りするための暗号には、25年以上、数字の選び方が分からない部分があった。Anthropicは10月16日、Claudeがその出どころを突き止めたと発表した。秘密の合言葉ではなく、1990年代のコンピューターの時計から作った数字だった。 昔のプログラムの癖を手がかりに 研究者たちは以前、ある言葉を計算して数字を作ったのではと探していた。Claudeは別の道を選び、当時よく使われた数字を作るプログラムの出力と、公開済みの数字を比べた。 その結果、複数の数字が古いプログラム「lrand48」で再現できたという。設定に使った時刻もたどれた。Anthropicによると、最初の発見まで30分もかからなかった。 暗号が破られたという話ではない 今回分かったのは数字の来歴だ。Anthropicは、暗号の弱点や新しい攻撃法を発見したわけではないと説明する。一部の数字には、なお調査中の点が残る。 長く残った疑問に、AIが手順を考え、プログラムを書き、公開された数字で確かめながら答えを出した。その過程が多くの技術者の議論を呼んでいる。

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WHAT IT MEANS · 鳥越康平

答えより、探し方を増やせるAIへ。

今日、Claudeが長年の暗号の謎を調べた話で、なんか気になったのは「正解を知っていた」ことではない。

古いプログラムを疑う。公開された数字を一つずつ調べる。合わなければ、別の作り方を試す。

その往復をAIが自分で進め、検証できる形の答えを残した。ここが面白い。

同じ日に発表された量子回路の研究でも、Claudeに作らせた案を自動で評価し、より効率のよい設計を探している。

人が問いと確かめ方を用意すると、AIは候補を作り、試し、次の候補へ進める。研究で見えたこの使い方は、プロダクトの試作や改善にもつながる。

AIは、答えを出す道具から、確かめながら探す仕事の相手になっていく。

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鳥越康平
AI INSIGHTS / KOHEI TORIGOE

鳥越 康平 |Kohei Torigoe

AIプロダクトアーキテクト

25年以上にわたり、UI/UXデザイン、プロダクト開発、事業開発に携わる。自身でも会社を創業し、100人規模の組織を経営。

現在は、AIを活用した新しいプロダクトの企画・設計・開発に取り組む。

AI Signalでは、最新のAI技術を実際に試しながら、新しいプロダクトの開発を通じて見えてきた発見や、AIが切り拓く未来の可能性を発信しています。

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